徳島県印刷工業組合 理事長 坂東謙
 
徳島県印刷工業組合
理事長 松 下 浩

 2020年は、1月末から急激に感染が広がった「新型コロナウイルス」によって組合員の皆様はじめ国民全体の暮らしや働き方が大きく変化した1年になってしまいました。
 4月には緊急事態宣言が発令され、解除後は一旦収束に向かうのではないかと期待しましたが、8月には第2波、11月には第3波となり新型コロナウイルス感染拡大は収束に向かう事なく未だ多くの感染者が出て発症者数も増加し中には重症化し亡くなられる方も増えている状況です。
 私達の業界においても厳しい状況が続いている中で新型コロナウイルスをきっかけに通常のペースよりも早く生活様式が変化し、テレワークやリモートまたキャッシュレスなどデジタル化が一気に浸透しており、新型コロナウイルス収束後も印刷需要が元に戻る事はないように感じています。厳しい情勢ではありますがコロナ禍のピンチを大チャンスと捉え多少のリスクを背負ってでも新しいことにチャレンジし、新たな成長エンジンに変えようという意識を強め勝ち残っていく為にはどうしていけばいいのかを組合員の皆様と意見交換し、必ずこの難局を一緒に乗り越えていきたいと考えています。